「私はずっと“いい子”でいることを優先して生きてきました」

あるクライアントさんがこう話してくれました。
親の顔色をうかがい、期待に応えようと頑張るあまり、
自分が何を感じているのか、どうしたいのか
わからなくなってしまっていたのです。
でも、だからといって心の声が消えてしまったわけではありません。
いつでも、自分の気持ちを取り戻すことはできるのです。
敏感な気質は欠点じゃない。心の奥に気持ちはちゃんと残ってる
この方はとても繊細な感性を持つHSPの方でした。
HSPは、まわりの感情や空気を敏感に感じ取る気質があります。
「嫌われたくない」「がっかりされたくない」と、無意識のうちに“いい人”であろうと頑張ってしまう傾向があります。
特に、親からの期待を強く感じて育った人ほど、
“自分の気持ちよりも、相手の顔色を優先してしまう”クセがついてしまいがちです。
でも本当の心の声は、消えたわけではありません。
それは、ただ「聞こえないふり」をしてきただけ。
奥深くにしまい込んだ気持ちは、ちゃんと、あなたの中で生きています。
「本当の自分がわからない」と気づいた瞬間
学生時代、進路はすべて親の希望に合わせて決めたと話してくれました。
「反抗期なんてなかったし、親に逆らったこともありません」
でも、心の奥にはいつも「これでいいのかな?」というモヤモヤが残っていたそうです。
社会人になっても、親の顔色をうかがいながら選択を続けてきました。
そんなある日、ふと自分に問いかけたそうです。
「私は、本当はどうしたいんだろう?」
そのとき初めて、「自分の気持ちがわからない」ことに気づいたといいます。
気づくことから、心の声は少しずつ戻ってくる

どれだけ長い間、自分の気持ちを閉じ込めてきたとしても、
その声はちゃんと、あなたの中に残っています。
その方は今、少しずつ「自分を大切にすること」を学びながら、
本音に気づく練習を始めていきました。
「最初は怖かったけど、自分の中の静かな声を聞くことができるようになってきた」
そう話す表情は、とても穏やかでした。
親の期待に応えることは決して悪いことではありません。
でも、それが「自分の心を後回しにすること」になっているなら、
少し立ち止まって、自分の気持ちに目を向けることも大切です。
HSPのように敏感な人ほど、実は心の声を感じ取る力も豊かに持っているんです。
だから本当の気持ちは、いつからでも聞き直せます。
自分を知ること、本音に触れることは、何歳からでも始められます。
あなたの心の奥にも、ずっと待っている「本当のあなた」がいますよ。
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